バイオスクリーブハウス

建築科の荒川修作氏の作品を「ハーバード・ビジネスレ・ビュー(ダイヤモンド社)」で知った。

この建物は荒川氏と彼の妻のマドリン・ギンズにより、ニューヨーク州のイースト・ハンプトンに建設された。

荒川・ギンズ夫妻は、「死なない決意」を表明し、死に抗する力を高めるとされる独自の建築様式を創造した。

建築とは作家の考え方を反映する芸術の側面は確かにある。

しかし、死なない決意をした建築家は今までいなかった。

「死なない決意」をした結果の住まいは、こういう事になるのか!

それは不安定で方向感覚を失わせる、危ない建物である。

中に入ってまっすぐに歩けないために、よろけないように自分自身で身体を安定させる必要がある。

ギンズさんはこのような状態が免疫系を活性化させると説明している。

まっすぐ歩けないであろう、なんとも不安定な床である。