こんにちは。

スタッフNです。

今回は10月30日にお伺いした、フォレスト西川さんの見学レポート第二弾となります🌲

今回は工場だけでなく、事務所で設計士さんが設計しているところも見学させていただきました。

こちらでは、CADで取り込んだものを3Dに起こして、どういう風に切断するか、寸法や形状を指定し、それぞれに番号を振っていきます。

芦苅工場の様子です。

設計所で割り振られた数字がモニターに映し出される
家の骨格となる材木がカットされる
切られた材木は機械で運ばれ・・。
職人さんが一本一本確認します。

機械で行えない部分は職人さんの手によって調整されます
まとめられた材木。木の面に番号かかれてます

芦苅工場は、木造住宅の柱や梁(はり)などをプレカットする工場。

材木を機械にセットし、転送されたデータに従って、木材の長さ、幅、高さなどを正確に測定し製材しています。

正しく切られているか、一本一本職人さんがしっかり目で見て確認。

工場内で掘った溝や穴をヤスリで綺麗にしていました。

そしてこちらは阿須工場の様子。

羽柄材の加工機 
カッターで綺麗に整えたり文字を印字したり出来る
材木に薬剤を注入する機械
静かで安全に使える材木加工機
加工機の中も開けて見せてくれました。
小さい羽柄材は、この後みかん箱に入って
小学校などで買い取られます。

フォレスト西川さんが売り出しているバレルサウナ

阿須工場は羽柄材(構造材や造作材などの仕上に含まれない、比較的小さい部材)のプレカットをする工場となっています。

こちらでは研究熱心な会長が木材の研究をする為に技術開発を行ったり、防虫・防腐材を注入したりしていました。

上の写真は阿須工場で製作の、幅はぎ材(一枚板のように作られた集成材)で作られているテーブルのビフォーアフター。(テーブルはモデルハウスのもの)

木と木をつなぎ合わせているのですが、切れ目が全然見えなくて吃驚しました🌱

そしてお話を聞いている中で、スタッフNが個人的に心打たれたのはここ!!

こちらは材木に圧をかけて素材の強度を測る機械です。

カットやコーティングなどメインとなる工程ではありませんが、フォレスト西川さんのお客様に対する気持ちや材木に対するこだわりが見える部分でした✨

強度を測定する時間は一回につき1分くらい。

でも圧をかけても大丈夫なサイズで測るため、運んだりセットしたりするのも手間もかかるし、やっていない会社さんもたくさんいらっしゃるそう。

それでもたった1分のためにこの機械を取り入れて計測をするのは、「こちら側(林業に携わっている人)は感覚で材質の良さが分かるけれど、お客様にそれを伝えるのは難しい。良いものを使っていることを数字にしてお客様に見える形で見せたいし、そうすることで安心してもらいたい」からとのことでした。

大学の研究に対する協力なども、「目に見える形で安心を提供したい」という取り組みの一環なのだそうです。

その気持ちが素敵だなぁと思いましたし、見習いたいところだと思いました。

この度はフォレスト西川さま

ご協力いただきましてありがとうございました。