先日、11月13日 弊社の社長が理事を務める板橋区建設関連協会主催で、白江龍三先生をお呼びし、「金沢駅広場づくりとゼロエネルギーの建築」についてお話しいただきました✨

受付をする弊社スタッフ
打合せ中の白江先生と社長
開演5~10分前の様子

当日は満員御礼!金沢からお越し下さった方もいらっしゃいました。白江龍三先生は、グッドデザイン賞・日経ニューオフィス賞など、数々の賞を受賞している経歴のある先生です。

そして、こちらが今回講演していただいた 金沢駅東口の広場と鼓門。

金沢の伝統工芸である鼓を取り入れた鼓門
金沢駅東口の広場
「駅を降りた人に傘を差し出す、
もてなしの心」をコンセプトにした
「もてなしドーム」

美しくて存在感のある建築ですが、プロジェクトの当初はなにかと問題も多く、紆余曲折していたようです。

この、金沢駅周辺の建設をする上で「金沢らしさ」を創出するために「400年残る歴史を作る」というテーマを持ち共有していたとのこと。

400年残る建築にするために、腐食する鉄ではなくアルミニウムを使った設計を行う。しかし当時はアルミニウムやステンレスを構造材として使用することは認められてなかったため、なんども諮問委員会を重ね、法律の問題を乗り越えてこの設計に至ったとのことでした。

最後の質疑応答で、今回紆余曲折しながらやり遂げたのは、それぞれの役割りやポジションの人がそれぞれ「リスクを負ったから」だ、と。また講演を通して、「様式や慣行といったものに流されてしまうのではなく、おかしいと思うことに声を上げること」、「自分の心から湧き出てくるものについて決断することが大事」とおっしゃっていました。

白江先生は、物腰が柔らかく丁寧な方ですが、一般の方の意見を聞いた上で話し合いを繰り返し、弊害となる法律を超えて建築物を設計する、非常にパワフルな方でした😄✨

板橋らしさ・鹿沼らしさとはなんだろうと考えさせられる熱い講演でした。

ありがとうございました。